【日本透明水彩会】について

【日本透明水彩会】は、2010年8月に発足しました。
 本来なら、すばらしい水彩画家の方々がたくさんいらっしゃるので、その方たち全員にお声をかけるべき所ですが、今のところ大人数のグループを運営するには経験不足で、はじめは発起人の知り合いに声をかけて、少人数のグループとして始まりました。
 
 「透明水彩」と言う画材は、絵を描くための絵の具の中では、特殊な絵の具といえます。どこが特殊なんだ、ポピュラーじゃないかと言われるかもしれません。
 油彩やアクリルは、塗り重ねたときに下の絵の具をおおい隠すのに対して、透明水彩は下の色が透けて見えます。これが透明水彩を特殊な絵の具にしている要因です。そのために、油彩やアクリルとはまったく違う技法が要求され、出来上がりもまた、違う風合いの絵になります。
 美術団体の公募展には「水彩画」というカテゴリーも設けられているのをご存知でしょう。しかし、実際に出品されている作品はアクリルやガッシュによる油彩画風の作品がほとんどで、透明水彩の作品と同列に扱うには違和感があります。そのような色彩の強いガッシュやアクリルの作品と透明水彩を一緒に並べてしまっては、透明水彩の良さが発揮できません。
 透明水彩は「水彩画」には違いないけれど、アクリルやガッシュと同列には扱われるのは、透明水彩の画家にとって悩みの種です。
 そこで、そんな悩みを解決する透明水彩だけのグループがあればという希望が高まり、何人かの作家に声をかけて【日本透明水彩会】が発足しました。
 将来のビジョンは未定ですが、透明水彩画をもっと知ってもらうため、透明水彩画を社会に向かってアピールしていくための様々なアイデアが、私たちにはあります。どうぞこの会の行方を今少し見守って下されば幸いです。
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